1.クラウドファンディングのタイプ
ここでクラウドファンディングについて、MotionGalleryから引用してみます。
クラウド・ファンディングには、大まかに分けて、「寄付型」「購入型」「投融資型」の3類型が有ると言われています。 寄付型は、途上国やNPO団体の活動資金等への寄付を集めるモデルで、提供者に見返りはありません。購入型は、プロジェクト単位で資金を集め、代わりに提供者に金銭以外の見返りを誓約するモデルです。投融資型は、資金提供者に対して金銭的な見返りを前提として資金調達を行うモデルです。motion galleryは、購入型モデルのクラウド・ファンディングサイト「Kickstarter」を参考にしております。
というわけで当方は資金を提供してくださる方に、何らかの見返りを提供する義務があるわけです。
2.チケットを販売する
MotionGalleryのユーザーは「チケット」を購入し、気に入ったプロジェクトの「コレクター」になることで「プレゼンター」の資金集めに協力するという仕組みです。
いろいろなプロジェクトを見てみると、クリエイティブ系の場合はクレジットに掲載とか完成品をプレゼントとか、さまざまな形で見返りを約束しています。
俺棒翻訳プロジェクトにおいても、こうした例にならってチケット購入の特典を設定することになるでしょう。ただひとつ言えるのは、あまり高額なチケットは無理だろうということです。何しろこのプロジェクトの成果物は、電子書籍ファイルだけです。そこから派生するモノというのは、ちょっと思いつきません。したがって価格を高めに設定することはできません。
逆に言えば、誰もが少額からご協力いただけるプロジェクトになるのではないかなと思います。具体的にどんなチケットにするか、これからじっくりとプランを練っていきます。
3.ファンディング方式について
クラウドファンディングには2種類の方式があります。
ひとつがコンセプト・ファンディング。目標金額に到達しない限り、プロジェクトは実行されないというものです。この場合、コレクターが提供した金額はすべて返金され、代わりに見返りを用意する必要はありません。
もうひとつはプロダクション・ファンディング。目標金額に到達しなくてもその分の金額は受け取ることができ、プロジェクトの実行は確約されるというものです。極論を言えば、10,000円しか集まらなくても当方は俺棒の翻訳版を必ずリリースして(全部自腹で!)、少ないながらもコレクターになってくれた方のために見返りを用意するわけです。
はたしてどちらの方式でチャレンジするべきか、これまた悩みどころです。コンセプト・ファンディングは目標にほんのちょっと足りなかっただけでも、すべてが水泡に帰してしまう。プロダクション・ファンディングは失敗したときのリスクが大きい。
もちろん努力して成功させるつもりではあるのですが、メリットとデメリットはしっかり頭に入れていなくてはなりません。
いずれにせよ、どちらを採用するかはプロジェクトページの開設時にお知らせすることになると思います。